2018年度 第51回

JAPAN PROFESSIONAL SPORTS AWARDS
内閣総理大臣杯 大賞

内閣総理大臣杯 大賞

大谷 翔平

ロサンゼルス・エンジェルス/プロ野球

米大リーグ・エンジェルスの大谷翔平選手は今シーズン、投手としては10試合に先発し4勝2敗、63奪三振、防御率3.31。打者としては104試合に出場し、93安打、21二塁打、2三塁打、22本塁打、打率2割8分5厘、61打点、10盗塁を記録しました。4月、9月にア・リーグの月間最優秀新人に選ばれ、ア・リーグ週間MVPを2度受賞、日本選手では2001年のイチロー選手以来17年ぶり4人目となるア・リーグ最優秀新人を受賞しました。苦しんだキャンプ、オープン戦を経て、投手で開幕2連勝、打者では敵地での開幕戦に出場し初打席、初安打、その後本拠地デビュー戦から3試合連続本塁打を放ち衝撃のデビューを飾りました。5月までは投打ともに順調でしたが、6月には右肘靭帯損傷で約1ヶ月離脱、7月3日に打者で復帰、なかなか結果を出せずに苦しみましたが、後半戦になって復調を果たしました。9月の復帰登板で再び靭帯損傷が判明しましたが、シーズン最終戦まで打者として出続け、「10試合登板、20本塁打、10盗塁」は、米大リーグ史上初の記録となりました。

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殊勲賞(NHK賞)

殊勲賞(NHK賞)

井上 尚弥

プロボクシング
1993年4月10日生まれ 神奈川県出身

井上尚弥は高校時代に史上初のアマチュア7冠を達成。2012年に大橋ジムでプロ転向を果たすと、2014年当時日本人男子最速となるデビュー6戦目での世界王座獲得。プロ8戦目には当時の世界最速となる2階級を制覇。2017年9月9日、待望の本場アメリカのリングに上がり、KOデビュー!2018年からはバンタム級に転級し、5月25日のWBA世界バンタム級タイトルマッチにおいて1R TKO勝利で当時国内最速プロ16戦目での3階級制覇を達成した。2018年秋、日本人として初めて参戦しているボクシング界最大のイベント『WBSS』準々決勝では元スーパー王者を相手に衝撃の70秒KO勝利を納め、国内のみならず全世界を震撼させた。日本ボクシング史上最高傑作との呼び声も高い『怪物~モンスター~』

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殊勲賞

殊勲賞

サッカー日本代表

Jリーグ

6大会連続6回目の出場となった2018FIFA ワールドカップ ロシアで、西野朗監督率いるSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)は、2010年大会以来のベスト16進出を果たした。グループステージ初戦のコロンビア戦は香川選手、大迫選手の得点により2-1で勝利。その後セネガル戦は先手を取られる展開ながら、乾選手、本田選手のゴールで追いつき2-2の引き分け。グループステージ最終戦のポーランド戦は0-1と敗れたものの、フェアプレーポイントの差でグループH2位となり、ノックアウトステージに進んだ。ノックアウトステージ初戦のベルギー戦は48分の原口選手、52分乾選手の連続ゴールで2点をリードしたが、69、74分に失点し追いつかれると、延長戦突入かと思われたアディショナルタイムの90+4分にベルギーに決勝ゴールを決められ、2-3で惜敗したものの、選手全員が一丸となって戦う姿は日本中を熱狂と感動の渦に巻き込んだ。

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殊勲賞(NHK賞)

殊勲賞(NHK賞)

福岡ソフトバンクホークス

プロ野球

2年連続リーグ優勝を目指した福岡ソフトバンクホークスは、今シーズンは開幕直後から投手、野手共に怪我人が多く出てしまう苦しい台所事情での戦いとなりました。万全とは言えないチーム状態が続きましたが、8月中旬からの快進撃で首位の埼玉西武ライオンズを猛追。9連勝、7連勝で最大11.5あったゲーム差を3まで縮めましたが、惜しくも逆転には至りませんでした。最終成績は82勝60敗1分け、勝率.577の2位でパ・リーグのレギュラーシーズンを終えました。終盤の勢いを持続したまま臨んだ2018 パーソル クライマックスシリーズ パでは、ファーストステージで北海道日本ハムファイターズを2勝1敗で退け、ファイナルステージでは、圧倒的な打撃力でリーグを制した埼玉西武を上回る44得点を挙げ(クライマックス新記録)4勝2敗(西武に1勝のアドバンテージ)でSMBC日本シリーズ2018(以下、日本シリーズ)に進出しました。マツダスタジアムで始まった広島東洋カープとの日本シリーズは、史上3度目となる初戦引き分けという白熱した戦いで始まりました。2戦目は惜しくも星を落としましたが、本拠地ヤフオクドームに戻っての第3戦から4連勝で見事2年連続9度目の日本シリーズ優勝を果たしました。見事な日本シリーズ連覇となりましたが、これは卓越した手腕でチームを指揮した工藤監督を初めとする首脳陣の指導力、チームの勝利のために全力で努力を重ねた選手の頑張りと、また裏からチームを支えたスタッフの努力の結晶でした。

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特別賞

特別賞

武 豊

中央競馬
1969年3月15日生まれ 京都府出身

1987年のデビュー以来、JRA全国リーディングジョッキー18回、32年連続重賞勝利などの輝かしい記録とともに勝利数を積み重ね、本年9月29日、前人未踏のJRA通算4000勝を達成した。

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特別賞

特別賞

中嶋 一貴

スーパーフォーミュラ
1985年1月11日生まれ 愛知県出身

今年、世界3大レースの一つである2018-19 FIA World Endurance Championship「ル・マン24時間」にて悲願の総合優勝を果たした。史上初の「日本車で優勝した日本人ドライバー」「日本車でポール・トゥ・ウィンした日本人ドライバー」となった。国内最高峰のFORMULA Race「全日本スーパーフォーミュラ選手権」にも参戦し、2012年、2014年にシリーズドライバーズチャンピオンタイトルを獲得し、名実共に世界のトップドライバーのひとりである。日本人8人目のF1フルタイム参戦ドライバーであり、冷静沈着な走りは日本人初のF1フルタイム参戦ドライバーである父 中嶋悟ゆずりか。

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最高新人賞

最高新人賞

東 克樹

プロ野球

東投手はルーキーイヤーの今季、オープン戦3試合(8.1回)に登板し無失点と結果を残すと、開幕ローテーションの座を掴み、開幕5試合目の4月5日対阪神戦(横浜スタジアム)でプロ初登板・初先発。勝ち星こそつかなかったものの、7回を投げて1失点と好投しました。プロ2試合目の登板となった4月12日の対巨人戦(東京ドーム)でプロ初勝利を挙げると、5月16日の対阪神戦(甲子園)では今年の新人投手で一番乗りとなるプロ入り初完封を飾りました。7月に行われたマイナビオールスターゲームにも12球団の新人選手として唯一選出され、その後もほぼシーズンを通じて先発ローテーションを守り、今シーズンチーム唯一となる規定投球回数(154回)を達成し、勝ち星もチームトップとなる11勝(5敗)を挙げました。特に巨人戦は5戦5勝とキラーぶりを発揮し、防御率2.45(リーグ2位)と安定した投球内容でルーキーながら今季のセ・リーグを代表する左腕となりました。オフに行われた最優秀新人投票においても、有効投票数294票のうち290票を獲得する圧倒的な評価を受け、見事セ・リーグの最優秀新人賞に輝きました。

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功労賞

栃ノ心 剛史(とちのしん つよし/大相撲) 栃ノ心 剛史(とちのしん つよし/大相撲)
大相撲

栃ノ心 剛史

ジョージアから来日して12年、三役から幕下に陥落経験のある苦労人が、1月場所30歳で悲願の初優勝を遂げた。好調を持続し、5月場所後に大関昇進。稽古に精進し、右四つ左上手を引いた力強い吊り寄りで、遅咲きの横綱昇進へ挑む。

中山 徹(なかやま とおる/プロゴルフ) 中山 徹(なかやま とおる/プロゴルフ)
プロゴルフ

中山 徹

1977年5月入会。シニアツアー2勝をあげており、1997年には賞金王に輝いている。2009年から9年間に渡り理事として会の運営に携わる。2009年から2011年まで3年間副会長、事業企画委員長として新規事業の開拓・運営、に尽力し、日本プロゴルフ界の発展に大きく寄与した。

鈴木 美重子(すずき みえこ/女子プロゴルフ) 鈴木 美重子(すずき みえこ/女子プロゴルフ)
女子プロゴルフ

鈴木 美重子

1974年プロ入り。1981年日本女子プロゴルフ選手権大会優勝。1989~1990年、1997~2018年までの通算10期、24年の長きにわたり、トーナメント部門、広報部門、事業部門、管理部門の理事を歴任。また、2013~2016年は副会長として、2017年から専務理事として多角的な視点でLPGAの発展に貢献された功労に対して。

ジーコ(Jリーグ) ジーコ(Jリーグ)
Jリーグ

ジーコ

93年に開幕したJリーグの草創期に鹿島アントラーズの選手として活躍。日本代表監督としても06年ドイツワールドカップ出場を果たした。日本サッカー界にプロ意識を植え付け、今年開幕25周年を迎えたJリーグの発展に今もなお尽力している。

山中 慎介(やまなか しんすけ/プロボクシング) 山中 慎介(やまなか しんすけ/プロボクシング)
プロボクシング

山中 慎介

日本歴代2位となる世界王座12連続防衛記録を樹立。相手を倒すその芸術的なパンチは「神の左」と呼ばれ、リングでの強さはもちろん、人間性も称賛される王者だった。今年3月に現役引退を表明。通算戦績は31戦27勝(19KO)2敗2分。

川添 奨太(かわぞえ しょうた/プロボウリング) 川添 奨太(かわぞえ しょうた/プロボウリング)
プロボウリング

川添 奨太

2010年プロに入り、その年の「HANDA CUP全日本選手権」などに優勝しデビューイヤーでランキング3冠王となりプロスポーツ大賞【新人賞】を受賞する。2012年まで連続でランキング三冠を達成。(2014年、2017年もランキング三冠王)現在まで、通算17勝と永久シード権(20勝)まであと3勝に迫るなど、デビューから素晴しい活躍でプロボウリング界の発展に貢献している。

市川 登喜雄・市川 智美(いちかわ ときお・いちかわ ともみ/競技ダンス) 市川 登喜雄・市川 智美(いちかわ ときお・いちかわ ともみ/競技ダンス)
競技ダンス

市川 登喜雄・市川 智美

JDC西部日本セグエ選手権で優勝する等活躍し、西部日本プロ選手会長の重責を全う。2004年に競技選手引退後は、全日本学生チャンピオンを輩出する等後進の育成に尽力すると共に、JDC西部総局副局長と事務局長を兼務し会の発展に貢献してきた。

山本 尚貴(やまもと なおき/スーパーフォーミュラ) 山本 尚貴(やまもと なおき/スーパーフォーミュラ)
スーパーフォーミュラ

山本 尚貴

2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権の覇者。ランキング3位で迎えた最終戦(鈴鹿)においてランキング1位のニック・キャシディ選手との激闘に勝利し、自身にとって2013年以来2度目となるドライバーズチャンピオンに輝いた。

クリストフ・ルメール(中央競馬) クリストフ・ルメール(中央競馬)
中央競馬

クリストフ・ルメール

本年は、史上2人目となるJRA年間200勝を達成し、年間最多勝記録を射程圏に入れている。アーモンドアイ号での牝馬三冠を含め、JRA最多となるGⅠ競走年間8勝を挙げるなど、華々しい活躍を見せている。

赤岡 修次(あかおか しゅうじ/地方競馬) 赤岡 修次(あかおか しゅうじ/地方競馬)
地方競馬

赤岡 修次

高知所属騎手として史上初の地方競馬通算3,000勝を達成し、現在も3,500勝以上まで勝ち星を伸ばしている。2006年から2014年まで9年連続で高知のリーディングを獲得し、活躍の場を全国に広げると、地方競馬を代表するトップジョッキーとなった。

脇本 雄太(わきもと ゆうた/JKA競輪) 脇本 雄太(わきもと ゆうた/JKA競輪)
JKA競輪

脇本 雄太

デビューから10年の今年、8月のオールスター競輪で念願のGⅠ初優勝を果たすと続く10月の寬仁親王牌(GⅠ)でも優勝。自転車競技のワールドカップ(10月・パリ)でもケイリン種目で金メダルを獲得する等、国内外で大活躍した。

青山 周平(あおやま しゅうへい/JKAオートレース) 青山 周平(あおやま しゅうへい/JKAオートレース)
JKAオートレース

青山 周平

8月に行われた SGオートレースグランプリ(伊勢崎)で2年ぶりのSG優勝を果たすと、11月に行われたSG日本選手権オートレース(川口)も優勝。今年開催のSG5開催中4開催で優勝戦進出を果たしており安定した成績を収めた。

毒島 誠(ぶすじま まこと/ボートレース) 毒島 誠(ぶすじま まこと/ボートレース)
ボートレース

毒島 誠

2003年5月デビュー。これまでSG競走で優勝4回。GⅠ競走で8回の優勝を飾る。2018年1月から10月までの獲得賞金額約1億2千6百万円で全選手中第1位。2018年はSG競走で2回優勝するなど優れた成績を挙げた。       

重森 陽太(しげもり ようた/キックボクシング) 重森 陽太(しげもり ようた/キックボクシング)
キックボクシング

重森 陽太

ルックスも実力も文句なしのキック界の貴公子。日本バンタム級に続き日本フェザー級王座を獲得して2階級を制覇した。“神撃キッカー”と呼ばれる七色の蹴り技で2018年は3連続KO勝ちを収め、日本のキック界を代表する選手に成長した。

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新人賞

阿炎 政虎(あび まさとら/大相撲) 阿炎 政虎(あび まさとら/大相撲)
大相撲

阿炎 政虎

187cm144kg。1月場所新入幕で10勝を挙げ敢闘賞を受賞、3月場所も連続して2桁勝利。5月場所は角界の第一人者、横綱白鵬に真っ向からの押しで初挑戦初金星、7月場所は、横綱鶴竜からも金星。師匠譲りの突き押しに磨きをかけ、三役を目指す。

東 克樹(あづま かつき/プロ野球) 東 克樹(あづま かつき/プロ野球)
プロ野球

東 克樹

新人投手の中での完封一番乗りや、所属球団唯一の規定投球回数を達成するなどエース級の投球内容で11勝を挙げた。オールスターゲームに新人選手唯一の出場を果たし、対巨人戦5戦5勝を挙げるなど、素晴らしいルーキーイヤーとなった。

佐藤 太地(さとう だいち/男子プロゴルフ) 佐藤 太地(さとう だいち/男子プロゴルフ)
男子プロゴルフ

佐藤 太地

ジュニア時代から頭角を現し、2014年にはナショナルチームに選出される。松山英樹を筆頭に数々のプロゴルファーを輩出している、名門・東北福祉大学でも活躍。本年プロテスト初受験でトップ合格し、今後、日本そして世界での活躍が期待される。

小祝 さくら(こいわい さくら/女子プロゴルフ) 小祝 さくら(こいわい さくら/女子プロゴルフ)
女子プロゴルフ

小祝 さくら

2017年プロテスト合格。デビュー年である2018年度ツアーに38試合全試合出場。獲得賞金75,007,442円、賞金ランキング8位、メルセデスランキング8位。2位4回、ベスト10フィニッシュ13回と1年を通して安定した成績を収めた。

安部 裕葵(あべ ひろき/Jリーグ) 安部 裕葵(あべ ひろき/Jリーグ)
Jリーグ

安部 裕葵

鹿島アントラーズ加入2年目、19歳の若きアタッカー。2018年のJリーグベストヤングプレーヤー賞受賞。相手守備陣を切り裂くキレのあるドリブルは観客を魅了する。鹿島のAFCチャンピオンズリーグ初優勝、20冠にも大きく貢献した。U19日本代表。

伊藤 雅雪(いとう まさゆき/プロボクシング) 伊藤 雅雪(いとう まさゆき/プロボクシング)
プロボクシング

伊藤 雅雪

今年7月、米国フロリダで行われたWBO世界スーパー・フェザー級王座決定戦で見事に判定勝利し、世界初挑戦で会心の王座奪取を果たした。本場米国での世界獲得は日本人として37年ぶりの快挙。今後も本場での活躍が期待される。

霜出 佳奈(しもいで かな/プ口ボウリング) 霜出 佳奈(しもいで かな/プ口ボウリング)
プ口ボウリング

霜出 佳奈

2017年第50回プロボウラー資格取得テストに実技テストトップで合格。デビューイヤーでランキング8位に入り今年度第1シード権を獲得。今年は「関西女子オープン、宮崎プロアマオープン」と2試合続けて2位 そして5月に行われた「第6回グリコセブンティンアイス杯」では念願の初優勝をあげ、来年度のシード権も確定している。

瀬内 英幸・斎木 智子(せうち ひでゆき・さいき ともこ/競技ダンス) 瀬内 英幸・斎木 智子(せうち ひでゆき・さいき ともこ/競技ダンス)
競技ダンス

瀬内 英幸・斎木 智子

リーダーは陸上競技、パートナーはバレエで培った身体能力を共に生かし、カップル結成後僅か3か月で統一全日本ラテン準決勝、翌年2017年には見事決勝進出を果たす。統一全日本10ダンスでは昨年、今年と2連覇する等、今後の活躍が期待される選手。

  

松下 信治(まつした のぶはる)(スーパーフォーミュラ) 松下 信治(まつした のぶはる)(スーパーフォーミュラ)
スーパーフォーミュラ

松下 信治

2011年鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラを首席卒業。2015年から3年間はGP2、FIA-F2シリーズなど欧州を中心に活躍した。2018年は全日本スーパーフォーミュラ選手権にフル参戦し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。


  

川又 賢治(かわまた けんじ/中央競馬) 川又 賢治(かわまた けんじ/中央競馬)
中央競馬

赤岡 修次

昨年3月1日にデビュー。本年は既に昨年の9勝を上回る43勝、全国リーディング27位の成績を挙げている。また、地方競馬の交流競走にも積極的に騎乗し、勝利を重ねる(10勝)など、活躍著しい若手騎手である。

落合 玄太(おちあい げんた/地方競馬) 落合 玄太(おちあい げんた/地方競馬)
地方競馬

落合 玄太

2018年4月18日デビュー。デビュー後、約7か月の騎乗で50を超える勝ち星をあげ、新人ながら北海道リーディング上位に食い込む大活躍。これからの地方競馬を代表する騎手として、さらなる活躍が期待される新人である。

山﨑 賢人(やまさき けんと/JKA競輪) 山﨑 賢人(やまさき けんと/JKA競輪)
JKA競輪

山﨑 賢人

平成29年7月にデビューから約1年、今年8月のオールスター競輪でGⅠ初出場を果たすといきなり決勝に進出、同9月の共同通信社杯(GⅡ)でも決勝に進出する等、快進撃を続けている。今後ますますの活躍が期待される競輪界のホープ。

黒川 京介(くろかわ きょうすけ/JKAオートレース) 黒川 京介(くろかわ きょうすけ/JKAオートレース)
JKAオートレース

黒川 京介

2017年7月に33期生としてデビュー。1月の普通開催で従来の最年少優勝記録を更新したほか、同期の中で1着回数、優勝回数ともトップの成績(H30.10月末現在)である。10月に行われたSG全日本選抜オートレースにも出場を果たすなど、今後ますますの活躍が期待される。

大山 千広(おおやま ちひろ/ボートレース) 大山 千広(おおやま ちひろ/ボートレース)
ボートレース

大山 千広

2015年5月デビューの116期。登録された翌年から3年以内の選手の中で、2018年1月から10月までの獲得賞金額が第1位、勝率が第2位、1着回数が第2位となるなど、優れた成績を挙げた。

石川 直樹(いしかわ なおき/キックボクシング) 石川 直樹(いしかわ なおき/キックボクシング)
キックボクシング

石川 直樹

ヒザ蹴りやヒジ打ちを駆使して闘い、粘り強さに定評がある日本フライ級王者。2018年1月はタイの強豪を破り、3月は泰史と激闘を繰り広げて二度目のタイトル防衛に成功した。2019年はさらなる飛躍へ向けてファンの期待が高まっている。

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スポーツ功労者
文部科学大臣顕彰

陳 清波(ちん せいは/プロゴルフ) 陳 清波(ちん せいは/プロゴルフ)
プロゴルフ

陳 清波

1931年、台湾に生まれ、16歳から生家の近くにあった淡水ゴルフクラブで働き、その後、同コースでプロとなる。1959年に東京GC(埼玉県)の所属プロとなって活動の場を日本に移し、同年の日本オープンで初優勝を飾ったのを皮切りに、数多くのタイトルを獲得した。また、流れるようなワンピーススイングが代名詞で、自身のスイング理論をまとめた「近代ゴルフ」(1960年発行)は多くのゴルファーのバイブルとなり、「ダウンブロー」という言葉を日本に浸透させた。その後、TBSテレビで11年間「陳 清波のワンポイントゴルフ」を放映、ゴルフ番組隆盛の礎となった。海外メジャーの大会である「マスターズ」には1963年から6年連続で出場し、すべて予選通過を果たしており、最高成績は1963年15位だった。また、カナダカップ(現ワールドカップ)には、第4回大会(1956年)から第14回大会まで連続11回出場した。シニア(50歳以上)に入っても1981年に公式戦の日本プロシニアで優勝するなどの活躍を見せ、60歳以上のグランドシニア、68歳以上のゴールドシニアでも通算12回の優勝を果たしており、50年以上の長きにわたりトッププロとして活躍してきた。1978年に台湾から日本に帰化したが、陳氏を慕って台湾から日本に渡り、その教えを受けて日本ツアーで活躍した選手も多く、日本と台湾のゴルフ界の架け橋としても大きな役割を果たしている。こうした実績が評価され、2015年には日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている。87歳になった現在も所属先の河口湖CC(山梨県)や都内のゴルフ練習場でアマチュアの指導にも携わっており、ゴルファーの夢でもある自らの年齢以下のスコアでプレーする「エージシュート」の達成回数は数百回を数えるなど、ゴルフが生涯スポーツであることを体現している。

東 克樹(あづま かつき/プロ野球) 東 克樹(あづま かつき/プロ野球)
プロ野球

東 克樹

新人投手の中での完封一番乗りや、所属球団唯一の規定投球回数を達成するなどエース級の投球内容で11勝を挙げた。オールスターゲームに新人選手唯一の出場を果たし、対巨人戦5戦5勝を挙げるなど、素晴らしいルーキーイヤーとなった。

野村 双一(のむら そういち/大相撲) 野村 双一(のむら そういち/大相撲)
大相撲

野村 双一

学生横綱という輝かしい実績で入門、力士 出羽の花として、186センチ、124キロ、両前まわしを引いての寄りと投げを得意とした。握力100キロで「鉄の爪」と異名を取る力強さと技能で三賞を10回獲得、三役を19場所務め、大関目前に迫った。引退後は出羽海部屋で力士の育成に力を注ぐ一方、理事・広報部長として相撲の魅力を多くの人に発信し、在任中に80日間連続満員御礼を達成するなど、現在の大相撲人気の礎を築き、協会の発展に尽力した。

的場 文男(まとば ふみお/地方競馬) 的場 文男(まとば ふみお/地方競馬)
地方競馬

的場 文男

1973年10月16日にデビューし翌月11月6日に初勝利を挙げる。2年目からはコンスタントに2ケタ勝利を重ね、1985年には129勝の大台。その2年後、1987年から2017年まで32年連続の3ケタ勝利を記録し、本年も3ケタ勝利間近である。そのうち2001年からは300勝台を4年連続、2002年には363勝と気を吐いた。さらに今年の8月12日には地方競馬の歴史を塗り替える地方競馬通算7,152勝を達成し、佐々木竹見氏が7,151勝目を挙げた2001年7月7日から、実に17年1ヵ月ぶりの日本記録更新をした。また、重賞勝ちについては、1977年10月17日にヨシノライデン号で優勝したアラブ王冠賞を皮切りに、1981年から今年2018年まで38年連続重賞勝利を含む、通算154勝。今年もすでに重賞を勝利しており、自身の持つ最高齢重賞勝利記録を更新し続けている。

二ノ宮 敬宇(にのみや よしたか/中央競馬) 二ノ宮 敬宇(にのみや よしたか/中央競馬)
中央競馬

二ノ宮 敬宇

1990年にJRA調教師免許取得。本年の勇退までに通算676勝(うち重賞競走30勝)の他、フランスで重賞2勝を挙げるなど輝かしい成績を残すとともに、日本調教師会会長を務めるなど、中央競馬に偉大な功績を残した。また管理馬であるエルコンドルパサー号及びナカヤマフェスタ号がともにフランスの凱旋門賞で2着という好成績を収めるなど、中央競馬の発展に大きく貢献した。

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